2009.10.20

【都市伝説】子門真人版(?)「宇宙戦艦ヤマト」の謎

 今回も穴埋め記事ですが、とりあえず『復活篇』公開も近付いてきたので、ヤマトのネタで書いてみましょう。

 子門真人版「宇宙戦艦ヤマト」というのは、昔、ささきいさおが正式の歌手に決定する前に子門真人がレコーディングしたという話(何かのインタビュー記事でのささきいさおのコメント)があって、幻の音源として当時から話題になっていたものです。
 その後、20世紀末に『松本零士音楽大全』が出た時に歌手不詳のパイロット版「宇宙戦艦ヤマト」というものが収録されたのですが、それは《子門真人版》(と思えるもの)ではなかったので、相変わらず幻の音源だというのが、基本的なところです。

     ☆ ☆ ☆

 ここまではWikipediaの関連記事にも載ってる話なので、何もここに書くような話ではありません。(この話題は昔からニフティサーブのヤマト会議室とかでやってた話なので、別にWikipediaからネタを引っ張って来たわけではありません。念のため)
 ここまでなら都市伝説というよりはトリビアの類でしょう。

     ☆ ☆ ☆

 ところが、いつの頃か忘れたのですが、そのヤマト会議室だと思うけど、右翼の街宣車が子門真人版「宇宙戦艦ヤマト」を流してるのを聴いたことがあるとかいう発言があったわけです。右翼の街宣車と「宇宙戦艦ヤマト」というのは昔から定番の組み合わせみたいなもので、それ自体は珍しくもなんともないのですが、普通ならささきいさおのオリジナル音源を使ってるものだと思うのに、よりによって子門真人版とかいうことになると、そりゃ一大事ですね。
 ま、これが昔、コアなファンが知人の日本コロムビア(当時)の社員に内緒で聴かせてもらったとかいう話なら、それなりに信憑性があるものですが、右翼の街宣車がそんな幻の音源を入手して街で垂れ流してるというのは、とても信じることが出来ません。

     ☆ ☆ ☆

 自分自身がその右翼の街宣車の流してたのを聴いたわけではありませんが、問題の謎はすぐに判明しました。
 結論を言うと、子門真人版「宇宙戦艦ヤマト」じゃなく、子門真人に歌い方が似た歌手のカバーによる「宇宙戦艦ヤマト」だったわけです。

 「宇宙戦艦ヤマト」ほどのメジャー曲になるとカバーも枚挙に暇がありません。昔はよくスーパーでワゴンセールやってたようなパチもんカセットテープまで含めたら星の数ほどあるでしょう。
 でも、そんなマイナーな音源まで探さなくても良いのです。(話題になった当時)ちゃんとしたメーカーからCDで出ていたのですから。

     ☆ ☆ ☆

 「宇宙戦艦ヤマト」のカバー曲というと比較的メジャーなのはビクター音産(現・フライングドッグ)から何度でもリリースされてる古いアニメのオムニバス盤に収録されている藤井健のバージョンですが、何もオムニバス盤でカバー曲を出していたのはビクターだけではありません。
 キングレコードから出てた『懐しのテレビ・ラジオ 主題歌 全曲集III』というオムニバスCDの一番最後に「堀 光一路/キング男声合唱団」による「宇宙戦艦ヤマト」が収録されているわけですが、これが実に子門真人に似た歌い方によるカバー曲なんですね。もちろん、CDで新録したものではないから、元の音源は昭和50年代にアナログ盤で出ていたものでしょう。
(1983年頃に発行された『STARCHILD HANDBOOK』を調べてみたけど、そもそもスターチャイルドとは違う部門が出したのか、それともこの手のオムニバス盤は省いたのか、載ってませんでした。ま、このCD自体がスタチャとは別のレーベルですけど)

     ☆ ☆ ☆

 堀光一路という歌手は『無敵超人ザンボット3』の主題歌を歌ってた人らしいですが、そのあたりのことはあまり知りません。元々から子門真人に似た歌い方の人だったのか、それとも意図的に子門真人に似せて歌ったのかというのは不明です。
 ただ、当時は「およげ!たいやきくん」の爆発的ヒットにあやかろうと、各レコード会社の児童・学芸部門が子門真人に似た歌い方で売ろうとする風潮があっただろうことは容易に想像がつきます。
 ま、この堀光一路版「宇宙戦艦ヤマト」もそういう時代の産物なのでしょう。

     ☆ ☆ ☆

 ニフティサーブのヤマト会議室でこれ(堀光一路版「宇宙戦艦ヤマト」)の元記事を書いて以来だと思うけど、久しぶりにCDを掘り出して来て聴いてみたけど、出だしはコーラスが被ってるからそうでもないけど、ソロパートに入ると確かに子門真人に似ていますね。
 ま、耳の肥えた人なら容易に違いがわかるレベルなんでしょうけど、(とくに右翼の街宣車のスピーカーの割れた音なんかで聴いたなら)素人耳にはまるで子門真人本人が歌ってるように聴こえても無理はありません。

     ☆ ☆ ☆

 そういえば、最近はすっかり右翼の街宣車を見掛けなくなりましたね。ああいうのは軍国時代に生きた高齢の人がやってることが多いから、みんな老齢で引退しちゃったんでしょうかね。

     ☆ ☆ ☆

今回のネタ元CDはこれ。古いから中古を探すしかありません。(ちなみに自分の購入目的は『猿の軍団』と『シルバー仮面』だったりするのは内緒)

懐しのテレビ・ラジオ主題歌全曲集 III
懐しのテレビ・ラジオ主題歌全曲集 III


当該曲は以下のCDにも収録されているようです。(こちらは入手容易かな)
(ただし、Amazonの紹介ページの収録曲情報はでたらめに間違っているみたいなので要注意。試聴リンク先はメーカーのサイトですから、そこの曲情報を信用してください)

なつかしの昭和子どもの歌 ベスト
なつかしの昭和子どもの歌 ベスト


カバーといえば、この前(といっても春頃か)、ヤマトが入ってたらどんなCDでも買うというコレクターの知人に紹介して買わせたのが次のもの。(良い子のみんなはマネをしてはいけません)

ハヤテのごとく!ドラマCD2/疾走!白皇学院バスツアーとマリアさんの独り言
ハヤテのごとく!ドラマCD2/疾走!白皇学院バスツアーとマリアさんの独り言


ついでなので、『復活篇』関係の新譜でも貼って置きます。

宇宙戦艦ヤマト復活篇オリジナルサウンドトラック
宇宙戦艦ヤマト復活篇オリジナルサウンドトラック

宇宙戦艦ヤマト復活篇オリジナルサウンドトラック 交響曲ヤマト2009
宇宙戦艦ヤマト復活篇オリジナルサウンドトラック 交響曲ヤマト2009

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2009.09.21

アニメギガ「作曲家・大島ミチル」

 このところ更新を怠ってますが、生活環境の変化とかでなかなか音楽に集中できない状況です。ま、コンサートの感想とかもまとめてないのが何個かあるのですが、時機を逸すると載せにくいとかいうのもあるので……

 さて、9月20日にBS2で放送された『アニメギガ』(http://www.nhk.or.jp/animegiga/)のゲストは大島ミチルさんでした。『アニメギガ』では過去にも田中公平さんや川井憲次さんがゲストで出ていますが、田中公平さんはアニソンの作曲家としての扱いが強かった感じだし、川井憲次さんはちょうど『スカイクロラ』の頃だったから押井作品絡みのカリスマ作曲家的なイメージな気がしたから、純粋にアニメの劇伴作曲家としての話題に期待できそうなのは初めてじゃないかと期待していました。
 もっとも、大島さんにしても今となっては大作志向の(作品で起用される)作曲家ってイメージがしますから、もっとテレビアニメを中心に地味でやってる作曲家をゲストで呼んでもらった方が、それはそれで生々しい業界の話が聞けそうな気がしますが。

 大島ミチルさんといえば、個人的には『ミラクル☆ガールズ』とか『アークザラッド』とか『魔法のステージ ファンシーララ』という辺りが強く印象に残っていますが、番組中で触れられていたのは最初のアニメ作品『セントエルモ 光の来訪者』、代表作といわれる旧作『鋼の錬金術師』、そして最新作の『妄念のザムド』の3作品でした。
 『セントエルモ』なんて、よく引っ張り出してきたなという感じですが、これ、『松本零士音楽大全』にも音源が入らなかったくらいだから、サントラ盤とかは出てないんですよね。(石川優子の主題歌すら出てたかどうか……)
 個人的には思い入れの深い『ミラクル☆ガールズ』についても何か語って欲しかったところですが……

 大島さんがロシアのオーケストラを使ってることにちょっと触れていましたけど、あんまり深い業界事情とかまでは踏み込んでませんね。要するに、80年台末から90年台初頭のロシア・東欧革命で社会主義が滅んだ結果、ロシアや東欧のオーケストラは国家の保護が無くなって経営が苦しくなったので、伝統ある有名オーケストラも外国からのレコーディングの依頼とかを積極的に受けるようになったのですが、一方、日本でもアニメや映画音楽でフルオーケストラを使いたいけど、国内のオーケストラを使うと人件費や会場費で莫大な予算が掛かってしまうから、比較的低予算で使えるロシアや東欧のオーケストラを使ってレコーディングする作曲家が90年台中盤以降から増えてきたってところですね。
 ま、大島さんが言ってるように、日本のオーケストラより外国のオーケストラの方が体格の関係でブラスが豊かに聴こえるって面もあるでしょうけど。

(確かに日本のオーケストラと欧米のオーケストラを聴き比べると、向こうのオーケストラはブラス主体に聴こえて、逆に日本のオーケストラはストリングス主体に聴こえるって印象はよく感じますが、この辺は国民性による音の好みも関係してるって気もします。日本人はモーツァルト好きな人が多いようですが、モーツァルト時代のオーケストラはまだ金管楽器が未発達だったので、楽曲的にもストリングス主体のものが多いみたいですし……
 昔、確かロサンゼルスでレコーディングされた『交響組曲1000年女王』のLPを聴いたら、それまでに聴き慣れたアニメの交響組曲と違って、やけにブラスの音ばかり響いてると思ったけど、単に喜多郎のサントラを編曲したらそうなっただけかと思ってたら、その後、ゴジラとかの音楽を向こうのオケが演奏したのを聴いたらやはりストリングスよりブラスが強いんですよね。向こうの音源は教会で録音したとかいうのも多いから、設備的な音響の関係もあるのかと思ってたけど、その後もいろいろ聴いてると、やっぱり根本的にオーケストラの音が違うんだとわかってきました)

 BSハイビジョンでも9月25日に放送があるようなので、興味ある人は見てみてください。

     ☆ ☆ ☆

番組中で触れられていた『亡念のザムド』と『鋼の錬金術師』

亡念のザムド ORIGINAL SOUNDTRACK
亡念のザムド ORIGINAL SOUNDTRACK

TVアニメーション 鋼の錬金術師 オリジナル・サウンドトラック 1
TVアニメーション 鋼の錬金術師 オリジナル・サウンドトラック 1

TVアニメーション 鋼の錬金術師 オリジナル・サウンドトラック 2
TVアニメーション 鋼の錬金術師 オリジナル・サウンドトラック 2

TVアニメーション 鋼の錬金術師 オリジナル・サウンドトラック 3
TVアニメーション 鋼の錬金術師 オリジナル・サウンドトラック 3

劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者 オリジナル・サウンドトラック
劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者 オリジナル・サウンドトラック


アニメ以外の大島ミチル音楽を知るには……

大島ミチル~テレビ音楽ベスト~
大島ミチル~テレビ音楽ベスト~

大島ミチル・映画音楽ベスト
大島ミチル・映画音楽ベスト


 『映画音楽ベスト』は過去に記事にしてるので、気が向いたらそちらも読んでみてください。

   《大島ミチル|映画音楽ベスト》

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2008.12.07

伊福部昭の指揮棒

 プレイウッドという楽器ブランドから伊福部昭モデルのタクトが発売されたので、手に入れてみました。
 伊福部先生の名前が付いていますが、メープルの棒にコルクの持ち手が付いてる普通の作りです。柄のところに「AKIRA IFUKUBE」と刻まれてるのと、同時に発売になったラインナップの中では棒が一番長い代わりにコルクの部分が一番短いとかいうところが特徴でしょうか。
 箱にはタクトは楽器を演奏するためのもので、それ以外には使用するなという注意書きがありますが、もちろん、直接タクトで楽器は演奏できません。いや、タクトで物を叩けば音が出ますから、長い音楽の歴史の中ではタクトを直接使って音を出すような作品を書いた人もいるかもしれませんが、一般的でないことは確かです。普通に集団演奏の指揮に使うものと考えておきましょう。

 同時に発売されたマエストロモデルのタクトとして岩城宏之モデルがありますが、この人はプロの指揮者として活躍されてた方ですから、愛用のタクトにもこだわりがあってそれが復刻されたというのならわかりますが、伊福部先生のタクトというのはどういうものなのでしょうか?
 伊福部先生の場合、記念コンサートで1、2曲自ら指揮をされたことはあったようですが、普通はコンサートにしろ映画音楽の録音にしろ、本番はプロの指揮者に委ねられています。逆に映画音楽のレコーディングの記録映像とか見ると、リハーサルでの演奏指導では御自身で指揮をされてることも多かったようですね。そういう時に愛用されたタクトなんでしょうか。
 わざわざ復刻されてるということは既製品ではなく自作かオーダーメイドの一品だったのかと思いますが、どこまでこだわりがあったのかはわかりません。昔の人は物を大事にするくらいの感覚で愛用されてただけなのかも。たまたま遺品の中にあったのを復刻してみたというあたりでしょうか。

 ま、実用的に使う機会は無いでしょうが、今年復刻された『管絃楽法』と大事に並べておきます。

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2008.09.17

1枚1890円のDVD付きシングルはCDVの悪夢を数えるか?

 アナログ時代に2800円だったものが、今は3000円。700円だったものが、今は1890円……
 前者は平均的なアルバムの値段ですが、後者はシングル盤の値段です。いや、あくまでDVD付きの一部の商品の話であって、普通は1260円だとか、それも昔の2曲と違って今はカラオケ付きがほとんどだとか、そうでないのは1000円ぐらいで出てることもあるとか言われそうですが……
 実際問題、カラオケ無しで1000円程度で売ってるものなんて、ごく稀にしか見掛けませんし、多くの人にとってはカラオケはただのオマケであって、200円以上も余計にお金を出してまで……という感覚ではないでしょうか。しかし、いまでは1260円が一般的なシングルの値段になっています。
 昨今増えてきたDVD付きのシングルも、いつかこのカラオケと同じようにデフォルトで付いてくるようになって、1890円がシングルの一般的な価格にしてしまおうという陰謀がどこかで動いているのではないでしょうか? そりゃ、2時間のコンサートとはいわないけど、30分ぐらいのミニライブとかが入っているのなら値段的に納得できないわけではありませんが、その歌手のファンでもなくて単にたまたま曲が気に入ったからとかいう人が、せいぜい5分未満のPVが1本とかで500円以上も余計に出す気にはなれないでしょう。
 基本的に多くの人にとってシングルはあくまで2曲分の商品価値しかありませんから、アルバムなら10曲ぐらい入って3000円で買えるのに、たった2曲のCDに1890円とかじゃもうシングルなんか誰も買わなくなってしまいます。ま、その前に売れなくなったから付加価値を付けて商品単価を上げ、売上げを挽回しようとしてるんでしょうが、藪蛇でしかないでしょうね。

 値段のこともさておき、たかが数分程度の映像のためにディスクが2枚になっているというのも面倒なものです。昔の8cmシングル時代じゃないんだから、シングル盤の収録曲数ならCD1枚で映像も入る余裕があるはずですが、それに対応した一般的なディスク規格が無いのですね。PC用と割り切ればCD-EXTRAにしてデータトラックに映像データを放り込めば良いわけですが、あくまで一般的な規格というと適当なのが無いわけです。
 CDに映像を詰め込む規格というと、昔はCDV(CDビデオ)とか、あるいはビデオCDという規格がありましたが、CDVの映像パートはあくまでLDと同じアナログ映像。ビデオCDは正規の規格はMPEG1で画質が低く、オーディオトラックとの共存もありません。また、すでにどちらも再生可能な一般AV機器がほとんど存在しないので使えません。
 かと言って、DVDにオーディオトラック(有意な映像の無いタイトル)を付けても一般のCDプレーヤーで再生できるわけではありません。さらに付加価値つけてDVDオーディオとのハイブリットにしたところで、DVDオーディオの再生環境が普及していないので意味がありません。ま、DVDのリニアPCM音声はCDと同等のスペックだし、そもそも付属のDVDを目的に買うような人になら、CDプレーヤーでの再生なんて考慮する必要は無いような気はしますが、あくまでDVDが不要な人にも売るための音楽CD商品としては問題でしょうね。片面がCDで片面がDVDとかいうハイブリットディスクも見掛けたことはありませんし。(間違ってDVD面を再生しようとしたら壊れるCDプレーヤーとかありそうだし)

 ところで、シングル+PV1本とかいう構成、よくよく考えたら昔のCDVと同じなんですね。ところが、このCDV、規格が出来てしばらくはソフトが出たけど、すぐに幻の規格になっちゃいました。うちの手元には『きまぐれオレンジ☆ロード』や『機動警察パトレイバー』のCDVが今でも残ってますが。(パイオニアのLDプレーヤーなら今でも再生できるはず)
 何で消えてしまったのでしょう? 言うまでもなく、ソフトが高かったからです。当時はこれで1枚2400円程度。ま、DVD全盛の現在のように映像ソフトの値段が下がってきていないので、PV1本分の値段と言っても比較のしようがないですが、たかが宣伝素材であるPVに1000円以上の価値を見出す人はいなかったのでしょうか。もっとも、現在のDVDに比べて再生機器が普及してなかったという話もありますが。

     ☆ ☆ ☆

 ランティスといえば週変わりのエンディング曲とかでCDを買わせようという商売が近年目に付きますが、それが行き着くとこまで行ったのが『狂乱家族日記』。8種類のED曲すべてがDVD付き(DVD無しの商品は無い)で出てきています。
 DVDが無ければただのキャラソンCDと思えば目新しくもありませんが、DVDのために1枚1800円の値段が付いてるというと容易く手を出せるものではありません。しかもそのDVDに入ってるのは1分30秒のED映像だけ。そりゃ「ハレ晴レユカイ」のダンス映像の完全版が入ってるとか言うのならED映像でも悪くはないですが、ふつうED映像といえば動きがあまりなく、アニメ映像としては退屈なもの。『らき☆すた』の前半みたいにカラオケボックスの扉が延々と映ってるだけとまで極端ではありませんが、『狂乱家族日記』のED映像もアニメーションとして面白いものではありません。それを500円余計に出させて抱合せ販売です。
 ふつう、キャラソンCDとかだとある程度コンプリート購入する客層が見込まれたり、あるいはコンプリートさせようと全巻購入特典とか付いたりしますが、さすがにこれはコンプリートしようと思う客はそんなにいないだろうし、メーカーもそのつもりなのか全巻購入特典なんかは欠片もありません。(もっとも、そもそもランティス商品で全巻購入特典とかは聞いたことがありません。熱心なのはジェネオン辺りですね)

 それでは、この全8種のエンディングCD、売上げ状態はどうなのでしょうか? コンプリート購入が期待できない以上、キャラによって売上げの差が極端に現れてくると思います。
 ま、簡単にCDの販売数のデータを入手したり出来ませんから、ここはAmazonの売上げランキングで比較してみましょう。早いものと遅いもので2ヶ月ぐらい発売時期が違いますが、この手のものは発売直後の売上げが大半を占めると見て、最後のものでもすでに発売から2ヶ月近く経ってるので気にしないものとします。
 売れてる順番に並べれば次の通り。ま、これはあくまでAmazonだけでの売上げなので偏ってる可能性がありますが、これも考えないことにしましょう。


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 ちなみにDVDは付いてないOP曲はというと

超妻賢母宣言超妻賢母宣言
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 あくまでランキングのデータなので、同じくらいの売上げの商品がたくさんあると少しの数の違いでもランキングが違ってきますし、逆に並ぶような商品が無ければ売上げの差が大きくても順位の変動が小さくなります。100位の商品が200位の商品の2倍売れているというわけではありません。
 また、時期によって相当に変化するようですね。実際、先週に調べてみたランキングとは全然違ってます。

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2007.12.23

いわゆる「初音ミクを描いてみた」

 新規の記事を書く時間が無いので、穴埋めに絵を上げておきます。

 公式のイラストでは斜め前からのカットしか見当たらなかったので、デザインが左右対称かどうかも不明なんですが、そこらへんは適当に。
 ちなみに紙にコピックで描いたアナログ絵です。

Mikumiku2

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2007.09.29

VOCALOID2 初音ミク

 巷で人気の初音ミクを使ってみました。
 厳密なボーカルを追及しようと思えばいろいろと課題も多いことですが、適当に打ち込んだだけでもそれなりには聴こえるみたいですね。
 昔、ニフティのライブラリにアップしてた自作曲にボーカルを付けたものです。

 【曲名】Green Planet
 【作詞】結城あすか
 【作曲】結城あすか
 【歌】 初音ミク

 


※注意
 無断転載その他の許可の無い再配布は禁じます。
 JASRACその他の音楽著作権団体の管理楽曲ではありませんので、紛らわしい紹介等は行わないでください。


VOCALOID2 キャラクターボーカルシリーズ01 初音ミク HATSUNE MIKU
VOCALOID2 キャラクターボーカルシリーズ01 初音ミク HATSUNE MIKU


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2007.02.05

「白色彗星」とパイプオルガン ~さらば宇宙戦艦ヤマト~

 「白色彗星」といえばパイプオルガン、パイプオルガンといえば「白色彗星」というくらいにすっかりイメージが定着してる「白色彗星」のパイプオルガンの話です。
 映画『さらば宇宙戦艦ヤマト』のサントラに収録されてる「白色彗星」は、武蔵野音大にあったパイプオルガンを当時高校生だった宮川彬良が苦労して弾いたものだと語られてますが、そこで大いに疑問が湧きます。
 ヤマトのサントラの収録なら当然ながら西崎プロデューサーが関与していたはずですが、一流好きの西崎プロデューサーならちゃんとプロのオルガン奏者に演奏させて録音しているはずだと思うのですが、いくら作曲者の息子とはいえピアノしか弾けない素人の高校生にパイプオルガンを弾かせたというのはどういうことなんでしょうか?
 このパイプオルガンの曲が羽田健太郎のピアノ、徳永二男のヴァイオリン、木村好夫のギター、宮下明のトランペットと一緒に使われるわけです。どう考えても納得がいきません。

 パイプオルガンというと、今では日本中の大きなホールなら見掛けるのも珍しくないくらいにすっかり一般的な楽器になってしまいましたが、それらのホールの大半というのはいわゆるバブルの時代に箱物行政とかで作られたものですね。日本初の本格的クラシックコンサート用ホールと言われるザ・シンフォニーホールも出来たのは1982年。『さらば宇宙戦艦ヤマト』が作られた1978年の時点では日本ではパイプオルガンなんて極めて珍しい楽器だったんじゃなかったのでしょうか。
 YAMAHAのサイトのパイプオルガンの記事を見ても、本格的にコンサートホールのパイプオルガンが設置され始めたのは80年代に入ってから。それ以前は音大関係や教会等への設置がぽつぽつとあっただけのようです。
 楽器自体が珍しければプロのオルガン奏者なんてほとんどいるわけもありません。いくら一流好きの西崎プロデューサーでもオルガン奏者を呼べなかったというのが現実だったんじゃないでしょうか。だから仕方なく作曲者の息子に弾き方を学ばせながら録音したということなのでしょう。

 バブル時代の箱物行政のお陰で、いまや珍しくもないパイプオルガン。オルガン奏者の数も少なくはないでしょう。以前に『幻想軌道』のコンサートで生の「白色彗星」が聴けて感激した覚えがありますが、これもバブルでパイプオルガンが普及したお陰というわけです。こんなこと『さらば宇宙戦艦ヤマト』の1978年の時点ではとても実現不可能なことだったんですね。

 ちなみにサントラ盤のライナーにはオルガン奏者として志村拓生という名前が記載されていますが、この人は武蔵野音大の先生で宮川彬良にオルガンの弾き方を指導しながら、ペダル操作だけ担当されたという方みたいですね。
 素人に弾かせるくらいなら何でこの人にみんな演奏してもらわなかったんだという気がしないでもないですけど、当時は教職の人なのでよその仕事で演奏するとかいうことに色々と問題があったんじゃないでしょうか。


SPACE BATTLE SHIP YAMATO「さらば宇宙戦艦ヤマト」愛の戦士たち
SPACE BATTLE SHIP YAMATO「さらば宇宙戦艦ヤマト」愛の戦士たち

生誕30周年記念 ETERNAL EDITION PREMIUM 宇宙戦艦ヤマト CD-BOX
生誕30周年記念 ETERNAL EDITION PREMIUM 宇宙戦艦ヤマト CD-BOX

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2003.12.06

はじめまして

 銀河の彼方ヴァルハラ星からアニメ音楽の研究のため、地球にやってまいりました。

 『音盤皇女』は「しーでぃーぷりんせす」と読みます。元ネタは某『円盤皇女』ですね。ついでに『劇伴日記』も「さんとらにっき」と読んで下さいませ。

 私、貧乏人なモノで、好きなアニメもビデオソフトを買うお金は無いので、取り合えずサントラを聴きながら脳内再生するという楽しみ方を続けていたら、いつしかビデオソフトなんかどうでもよくて、アニメの目当てが劇伴を楽しむことに変わってしまいまして、パソコン通信でそのような会議室を書いていたこともあります。
 いつしか時代はインターネットとなり、ホームページでなんかまとめようと思ったこともありましたが、変に形式を縛ると書き辛く、仕事に追われて聴き込む時間も無いという状況で大気圏離脱失敗。そんなわけで、雑感程度のメモをどこかに記そうかと思ってたら、@niftyのブログが開設されたので、ついでとばかりに始めてしまいました。

 日記と書いてますけど、多忙でCD1枚聴く間に3枚貯め込んでるくらいのものであり、そうそうネタも無いだろうから、かなり不定期となるとは思いますが、どうか良しなにお願いします。

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