小清水亜美 ナチュラル
ナージャ(明日のナージャ)、塚本天満(スクールランブル)役で存在感をアピールした若手実力派声優、小清水亜美のファーストアルバムです。
昨今は声優学校やら養成所やらが充実してきたため、若手の声優さんと言っても高校卒業後にその方面に行って、デビューしたらもう20歳過ぎとかいうのが珍しくないイメージなのですが、その一方で、劇団の子役上がりで10代から仕事をやってる人は一味違う印象があります。
小清水亜美も20歳になったばかりということでナージャの頃は高校生ですが、その頃から見せている大器のつぼみはずいぶんと膨らんできたけど、未だ花びらを満開には時間があるって感じで、これからの成長も大いに期待できる人でしょう。
歌の方面ではキャラクターソングは幾つか歌ってきたものの、自分名義のオリジナルはこれが初めてということで、すべてがこれからの人ではありますが、どんなアルバムなのかは気になるところです。
収録曲は以下の通り。
1. CIRCLE GAME
2. CREAM
3. ココロの深いトコロ
4. scene11
5. この恋は忘れない
6. 約束
7. MESSAGE
8. Present
9. SUPER GIRL
10. dear friend
11. SAKURA Fallen
全体的に感じたのは、何か80年代のアイドルのファーストアルバムといった感じ。具体的にどうというわけではないのですが、昨今の声優さんのアルバムとはどこか違った印象を受けます。
個々に印象に残った曲としてはまず「ココロの深いトコロ」。このアルバムの中ではおとなしめの出だしの曲ですが、温かくしんみりと心を和ませてくれる感じから徐々に力強さをこもってくる感じが素敵です。
軽快なライブ仕立ての「MESSAGE」。アルバムを1つの世界と考えたら、その中でライブで歌ってる現実音楽のような雰囲気です。ライブにしちゃ拍手がまばらなのが気になりますが、小さな酒場で身内のパーティーで歌ってるって感じでしょうか。
そしてラストの「SAKURA Fallen」。舞踏会のダンス曲のような優雅なワルツですけど、それをはつらつと歌い上げてるところが特徴です。
歌の方はこれからって感じですが、今の小清水亜美という世界をそのままに歌い上げてるって感じがするのは清々しく思います。特に意識した歌い方では無いんでしょうけどアルバムを通して聞けば、これが全体で1つのミュージカルの曲を歌ってるんじゃないかというようにも聴こえてきます。この辺は劇団若草での経験が影響してるのかもしれませんが……
『ナージャ』なんか良い素材なんだけど、こうなったら小清水亜美を主演にしたミュージカルアニメでも見てみたい気がしますね。華やかで楽しく思いっきり元気なミュージカルを。
(発売元:コロムビア COZX-204 2006.03.22)
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